歯や口腔を綺麗にし、衛生さを保つことは肺の健康や肺炎リスク低下につながる

多くの人は定期的な健康診断をおこなっているだろうが、定期的な歯科検診も身体の健康につながっていきます。

IDWeek 2016にて、バージニア・コモンウェルス大学の研究チームが発表した研究結果では「歯の健康を保つことは肺の健康を保つことにつながる」ことを報告されています。

口の中の衛生度と「肺の健康度・肺炎リスク」には関連性がある

バージニア・コモンウェルス大学の感染症部門内科助教授・Michelle Doll氏らが主導した研究では、歯科検診の有無と細菌性肺炎などに関する関連性を調査されています。

この研究では2万6000人以上の健康データを使用され、分析された結果、年2回以上、歯科検診を受けている人に比べ歯科検診など歯科医を全く受診していない人は細菌性肺炎になる可能性が86%も高いことが示されています。

歯のクリーニングは肺感染症を引き起こす細菌量を減少させ、肺の健康維持につながる

米国では毎年100万人ほどが肺炎を発症し、そのうち5万人が肺炎を原因として死亡しています。今回の研究を主導したMichelle Doll氏は、次のように報告している。

「口の中の衛生度と肺炎は関連性があることが分かっています。口腔内の細菌をできるだけ減らし、ケアする必要もあります。また、歯科受診は口腔衛生を維持するために必要なものです。私たちの研究では、口の中の衛生さが全身の健康に関係することを示すことができました。」

Doll氏はこれらの結果を踏まえて「歯科ケアを私生活のルーチンに組み込むことは健康にとって重要である」と示唆。歯の健康や口腔の綺麗さ・衛生度を意識することは勿論、定期的な歯のクリーニングは肺感染症を引き起こす細菌量を減少させるため、肺炎リスクの低下につながる可能性を伝えています。

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Reference:Access to Dental Care and Risk of Pneumonia: the Importance of Healthy Teeth(IDWeek)、Image Credit:Dentifrice / PhotoAC

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