小川のせせらぎなど、自然の音は職場などで感じるストレスを緩和する

プライベート時に感じるストレスと、職場での仕事・人間関係で感じるストレスには様々な違いがあります。

ニューヨーク・レンセラー工科大学の研究チームは、マスキング音の有益性とともに職場で感じるストレスと、その緩和効果に関する研究報告を米国音響学会年次集会にて発表しています。

閉じこもったオフィスなどの空間には「自然の音」が良い?

今回、Jonas Braasch氏率いる研究チームは、12人の被験者を対象に、多くの細かい注意を払う必要がある作業をおこなってもらい、マスキング音による幾つかのストレス緩和方法を実施しました。

実験は典型的な複数のオフィスの音のなかでおこない、職場の会話やその他のノイズのホワイトノイズ・マスキングが1つ、そして「渓流の音」を模した自然音マスキングと、まったく無音のマスキング環境で比較検証しました。

小川のせせらぎなどの「渓流の音」は集中力を保たせる効果がある

この結果、自然音のマスキング信号を用いた場合、被験者の作業生産性が向上する傾向にあり、同時に気分も向上する傾向にあることが分かりました。この結果を踏まえて、Braasch氏は次のように指摘しています。

「自然音のマスキングは室内で時間を過ごす人の気分向上に適していることが分かりました。職場以外にも、何日も何週間も同じ部屋で過ごす入院患者などのメンタルヘルス向上にも役立つことでしょう。」

なお、研究では、小川のせせらぎなどの「渓流の音」は集中力を保たせる効果もあることも特定され、職場など、閉じこもった空間でのストレス緩和に役立つことを示唆されています。

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Reference:Tuning the cognitive environment: Sound masking with “natural” sounds in open-plan offices(AIP)、Image Credit:Mountain Stream / flickr(@yb_woodstock)

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